長期投資や投資先の業界のこれからとは。まず長期とはどの程度の期間を想定したものか、株式市場の現状を含め一度考え直してみましょう。
株取引は初心者だからといってハンデがあるわけではありません。
不安定要素の多い時代に、市場をどう捉え投資していったら良いかをお話しましょう。
▽今の時代、長期が5年では長すぎる。
長期投資について、まずこの期間を考え直す必要があります。
株式投資には短期・中期・長期の3つのスタンスがあります。
一部の証券会社では長期を5年といっていますが、個人的な回答者の意見としては、長期を5年と設定するのは長すぎます。
理由はエネルギー受給の先行き不透明感やテロ、ある国のミサイル・核実験などがあり、株式市場にどのような影響が出るかわからないからです。
▽ファンドマネーによる想定外の乱高下。
不透明感・不安定感でいえば、ファンドマネー(ハゲタカ)の株価操作などが常態化しているので、とくに初心者にとっては読みにくい市場になっています。
このような諸々の現状を考えると長期投資は長くて3年。
世界情勢をみて売買したほうが安全です。
矛盾するようですが、長期の投資に向いている業界や株銘柄としたら、建築・土木、エネルギー、高速鉄道・輸送関連のインフラ輸出に関わっている株銘柄・業界などです。
▽世界視野でいくか国内視野でみるか、株の初心者が心得るべき大きな分岐点はそこにあります。
配当金や株主優待を目当てに株の投資先を決める初心者も少なくありませんが、勉強しようと思うなら、株の売買の基本と真面目に向き合いましょう。
単なるタンス預金の代わりというのなら、配当・優待狙いで十分です。
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長期投資や投資先の業界のこれからとは。まず長期とはどの程度の期間を想定したものか、株式市場の現状を含め一度考え直してみましょう。
投資のベテランであってもそうですが、特に株の初心者は未公開株に手を出してはいけません。その理由について説明します。